1.はじめに
Auto-GPTという、役割とゴールを設定すれば自分でタスクを進めてくれる!というライブラリがあったので、これは便利そうと思い、特許調査をやってもらいました。
方向性としてOK(クレームを分析→キーコンポーネントは何か調べる→特許分類を使って類似文書を探す)までは行けたけど、そこから先は進めず、という結果でした。
検索の途中の考え方やステップを説明して、人間に確認を求めながら進めるのは便利だなと思いました。YES/NOだけでなくて、途中で方向性を人間が示せればもっと強力になると思います。→人間のフィードバック(指示)ができました。
2.やりかた
公式サイトに載っている方法のとおり。
docker使えばらくちんですよ、とのことだけど、
github cocespaceでJupyter Notebookをテンプレートで作って
git clone -b stable https://github.com/Significant-Gravitas/Auto-GPT.git
cd Auto-GPT
pip install -r requirements.txt #不要かも
cp .env.template .env
#コピー後の.envを公式どおり編集。
#azure.yaml.templateのファイル名修正してazure.yamlにする。
#azure.yamlを公式どおり編集。
./run.sh #実行
でいけました。
※私はGPT-4がAzureでしか使えないので、Azureで実行できるようにazure.yamlを作成しています。AzureのAPIの場合は .envの25行目あたりの USE_AZURE=Trueを忘れずに。
なお、colaboratoryだと.envファイルがviやnanoで編集できず失敗し、vertexAI workbenchではおそらくpython環境のせい(3.7だった)で動作しませんでした。
3.実験
JP2019123445A - 車両用シート - Google Patentsに似た文献を調査してほしい、とGoogle Patentのurlを渡して指示してみました。Goal1~4がそれです。日本語で受け付けてくれるか不明だったので、怪しい英語ですが。
途中で「これで進めていい?」とう感じでYES/NOを答えさせるステップが入ります。※この部分:-=-=-=-=-=-=-= COMMAND AUTHORISED BY USER -=-=-=-=-=-=-=
途中で処理すべきテキストが多すぎても大丈夫?など聞いてきたので、yesと回答。
Thinking…というのが表示されてなんか考えているっぽい!
↓GPTの考え抜粋。キーコンポーネントは何か調べようとしてますね。
PLAN:
- Review the claims of JP2019123445A patent
- Identify the components of the invention
- Use the components to search for similar patents
CRITICISM: I need to be careful to identify all of the key components of the invention to ensure that I find similar patents that are relevant.
NEXT ACTION: COMMAND = browse_website ARGUMENTS = {'url': 'https://patents.google.com/patent/JP2019123445A/en', 'question': 'What are the key components of the invention described in the claims?'}
↓GPTの考え抜粋。claim情報を入手
おっ、特許分類で探す方向にしたようです。
↓GPTの現在のプラン
THOUGHTS: I will try to find the patent classification code of JP2019123445A by searching the JPO website.
REASONING: The JPO website is a reliable source of information on Japanese patents.
PLAN:
- Search the JPO website for the patent classification code of JP2019123445A
- Use the classification code to find similar documents
- Compare the claims of the two documents
- Judge whether the two documents are similar or not
今度はgoogle patentsに切り替えた様子。
この後、JPOのウェブサイトとGoogle Patentのウェブサイトを往復し始めたので、作業中止!
方向性としてOK(クレームを分析→キーコンポーネントは何か調べる→特許分類を使って類似文書を探す)までは行けたけど、そこから先は進めず。
検索の途中の考え方やステップを説明して、人間に確認を求めながら進めるのは便利だなと思いました。YES/NOだけでなくて、途中で方向性を人間が示せればもっと強力になると思います。
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